移住女性に寄り添う 移住連事務局長/カラカサン共同代表 山岸素子さん!関係者インタビュー第3弾!後編!

 

こんにちは。学生チームです!

今回も前回に引き続き山岸さんへのインタビューです!

後編では、6月1〜2日開催の全国フォーラム・東京2019へ話題を絞ってお話を聞いていきます。

 

フォーラム当日、山岸さんは第2分科会【移住女性】を担当されています。関心がある方はぜひご参加ください!

 

申し込みフォーム:https://bit.ly/2HXk6Kx

各分科会概要:https://tokyoforum2019.jimdofree.com/分科会案内/

フォーラムHP:http://tokyoforum2019.migrants.jp


 

 

 

6月の全国フォーラムを控えて

 

現場で自分の立ち上げた団体としてされてきたことが移住連の活動にも活きたんです ね。今年の全国フォーラムでは、どのようなお仕事をされるのですか?

フォーラムは実行委員会と移住連の共催になって、実行委員会団体にメンバーを募って会議をやっいま゙す。そのなかで、共催団体として、全体的にこのイベントが上手くいくように見るのが事務局長の役割ですね。」

 

ー実行委員会と移住連は別の組織ということでしょうか?

「そうですね。別の団体として共催して、1つのイベントをやっている感じです。実行委員会はイベントが開催される現地で組織されるので、そこと移住連が連絡を取り合います。 前回は福井県で開催だったので現地の団体で構成される委員会と移住連が連絡を取り 合いながらやっていました。」

 

ー全国フォーラムの意義とは何だと思われますか?

「全国フォーラムはもともと、開催をする地域での支援活動の掘り起こし、地域への啓発が大きな目標でした。その中で今も実行委員会で様々な団体、個人が集まることでそこの活動が盛り上がることを目的としてやっているので、それを恒常団体の移住連がサポートしつつ、地域をもっと底上げすることも目的ですね。」

 

ー最後に、参加しようか迷っている方々に一言お願いします。

「新しいテーマかもしれないですけと、実際に参加したり経験してみると本当に自分が広がるというか、多様性に触れられることで自分が豊かになると思います。私自身、学生時代にアジアとかに行ったり、日本で生活する移住者に出会ったりする中で、自分が凄く豊かになったので、そうした体験をもっといろんな人に知ってほしいなぁって思います。(最近の)日本社会は窮屈であることを、私たちの年代を見ても、若い年代を見ても感じます。(とくに)若い人たちは息苦しかったり、生きにくいんじゃないかなって実はすごく感じています。」

 

ー若者の息苦しさですか。

「そう。例えば大学で学生と接していても、私たちの時代はもっと自由だったと感じます。カツカツで時間びっしりの生活の中にいて。その中で、それこそお金はもう少し削ってでも時間の余裕とか、もっと違うなものを見つけてほしいなぁって。」

 

ー本日はこれで終わりになります。どうもありがとうございました。

 

 

 

 

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最後にみんなでパシャリ

 

 

学生時代からいろいろな世界に積極的に゙触れてこられた山岸さんのお話は凄く多面的で、社会には色々な形で見えないマイノリティがいることや、表面には現れない深刻な問題があるのだと改めて気付くきっかけにもなりました。

「多文化」という言葉の影に隠れてしまいがちなジェンダーや子ども、メンタルの問題まで、「言われてみればそうですよね」と頭を縦に振りっぱなしの広報チームでし たが、6月のフォーラム当日にはこういった身近だけれども見過ごされがちな問題についても触れることが出来るようです。

もとより、「多文化共生」という言葉自体、移民やマイノリティの為だけのものではなく、私たちの「毎日の生活」に関わるものです。色々な人たちと時間や空間を共に出来る今の時代だからこそ、まずはその理解を深めていきたいものです。

 

 

 

取材:林慶松永圭造ウィリアム小泉秋乃

文:林慶

編集:松永圭造ウィリアム

 

 

 

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